3-7 不動産取得税って?

 不動産取得税とは、土地や建物などの不動産を取得したときに課せられる税金です。その中の「住宅用の土地(宅地)」と「住宅用の建物(住宅)」の税額は、以下のように計算されます。

  • 土地の固定資産税評価額×1/2×3% (平成30年3月31日までに取得の場合)
  • 建物の固定資産税評価額×3%     (平成30年3月31日までに取得の場合)

 不動産取得税というものがあるのに、なぜ「その他の費用」に入れてなかったんだ!と思う方もいるかと思います。なぜかというと、実際分譲住宅を買う方のほとんどが払わなくていいので、省略してしまいました。払わなくていい理由は以下の通りです。


☆建物
 住宅を新築、もしくは新築住宅を購入した場合、床面積のうち、自己居住部分が50㎡以上240㎡以下などの要件のもとに、固定資産税評価額から1,200万円を控除して税額を計算する特例があります。(中古住宅購入の場合は要件が異なります。)


☆土地
 建物の評価額の控除を受けられる住宅が建っている、あるいは建てる予定の土地を購入した場合、次の①、②のうち、いずれか高いほうの金額が税額から控除(減額)されます。

  • ① 45,000円
  • ② 土地1㎡あたりの価格×住宅の床面積の2倍(200㎡が限度)×3%
  •   ※土地1㎡あたりの価格は、課税標準額(土地の評価額×1/2)÷土地面積(㎡) (平成30年3月31日までに取得の場合)

 例を挙げてみましょう。

 建物については以前にも出てきたように、1㎡あたりいくらかで固定資産税評価額を出します。東京の場合1㎡あたり9万円くらいなので、床面積100㎡で約900万円、120㎡で約1080万円と計算されます。

 課税標準額は調整を受けるので一概には言えませんが、床面積130㎡以上でないと不動産取得税は課税されないということになります。


 土地についてですが、例えば土地面積100㎡、床面積100㎡、土地の固定資産税評価額2,000万円としましょう。普通に不動産取得税を出すと…

  • 2,000万円×1/2×3%=300,000円

となります。ここで、上記の②の計算をすると…

  • (2,000万円×1/2÷100)×200㎡×3%=600,000円

となり、30万円-60万円で不動産取得は0円になります。30万円くれるとかはありません…。ここでわかるのは、特に土地が広い場合、②の計算で出る額が小さくなるので、不動産取得税がかかる場合があるということです。

 不動産を取得したときは30日以内に、不動産取得税の軽減を受けるためには原則60日以内に、所在地を管轄する都道府県税事務所に申告する必要があります。ありますが…たぶん役所の担当者が新居にやって来て、納税の必要がある方には納税方法について説明してくれると思います。

 引渡しのとき登記をしますが、その登記をした情報が役所にも行き、固定資産税課税台帳(評価額や納税義務者などの情報を一括してまとめているもの)に登録されるので、それをもとに担当者が一度確認をしに来るのです。

 ただし、来なかったり、行き会わなかったりした場合は、自ら申告する必要がありますので、とりあえず都道府県税事務所か市区町村役場に電話で確認してみてください。


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